新型コロナワクチンの追加接種が始まります 11月25日時点 その2

新型コロナワクチンの3回目接種(=追加接種)が12月1日から始まります。最新の情報をもとに、追加接種について解説します。

追加接種のワクチン、十分あるの?

追加接種に使われるのは、現時点でファイザー社の新型コロナワクチン「コミナティ」です。日本政府は、2021年に同社ワクチンを1.94億回分(9,700万人分)確保しています。また、2022年初頭からさらに1.2億回分が同社から供給されることになっています※1。

追加接種用の接種券と予約が必要です

接種の予約方法は接種を希望する会場・場所によって異なりますのでご注意ください。以下は、お住まいの地域にある医療機関で接種する場合の手順です。

1)市町村から郵送されてくる追加接種用の接種券が必要です。
接種日が近づくと(原則として、2回目接種を完了した日から8か月以上経過した頃)、市町村から追加接種用の「接種券」と「新型コロナワクチン追加(3回目)接種のお知らせ」が届きます。接種できる医療機関は、インターネットや市町村の広報などで確認できます。

以下のような方は、接種券が届かない場合があります。お住まいの市町村にお問い合わせまたは接種券の申請を行ってください。

初回接種(1回目・2回目接種)の後に転居された方
・海外在留邦人向け新型コロナワクチン接種事業で2回接種した方
・在日米軍従業員接種で2回接種した方
・製薬メーカーの治験等で2回接種した方
・海外で初回接種(1回目・2回目接種)を受けた方

2)接種の予約をします。他の予防接種をする場合には原則、13日以上の間隔を空けましょう。
予約は、電話やインターネットで済ませます。予約の際含めお金はかかりません。

3)予約した日に接種券と本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証や健康保険証など)を持って医療機関に行き、ワクチンを接種してもらいます。

4)接種後は副反応などを観察するために30分程度待機します。また、接種当日は激しい運動は避けましょう。

5)接種してもらったら、QRコードのついたワクチンシールを必ず接種済み証に貼ってもらいましょう。

6)接種の日付、接種した場所、ワクチンメーカー、どの番号(製造番号)のワクチンを接種したかを自分で記録しておきましょう

追加接種の副反応・・・は?

米国での試験結果からは、ファイザー社のワクチンでは追加接種の副反応は2回目と同じ程度とされています。ただし、リンパ節の腫れが5%程度で起きると報告されています。ほとんどが軽症で、大部分が5日以内に回復するとされています※2,3。

接種したら、記録と引き続きの予防策を!

接種日が決まったり、実際に接種をしたら、日付を忘れてしまわないように「ヘルスアミュレット」で日付の管理をしましょう。また、接種した場所、ワクチンメーカー、どの番号(製造番号)のワクチンを接種したかを記録しておきましょう。今後ワクチンの有害事象が疑われた時に、自分の身を守ってくれる大事な情報です。

接種が終わっても、引き続き手洗いやマスク、消毒をすることと、人との距離を保つといった予防策を継続しましょう。

※2021年11月現在の情報を参考に作成しています。

作成:Health Amulet編集部