コロナかも?と心配になったら 8月3日時点

新型コロナウイルスに感染したかも?と思ったら。医療が不足しているなかでできること、気をつけたいことを学んで自分を守りましょう。

新規感染者が増加し、医療の人手不足も進んでいます※1

2022年7月に入り、日本全国で新型コロナウイルス感染者が増えました。対応に追われる医療現場では人手不足が問題になり、必要な診療が受けられない可能性も心配されるようになりました。

感染したかも、と思ったらどうすればいいの?※2

8月2日に、4つの医学系学会が連名で声明を発表しました。新型コロナウイルスにかかったかもしれない場合の対処方法と、医療の有効活用について書かれています。症状などに合わせて、自宅で様子を見る場合や救急車を呼ぶべき場合などを自分で判断する参考になる資料です。以下、この声明を読んでいきましょう。

まず考えるべき対処方法は「自宅療養」

新型コロナウイルス(ここではオミクロン株を想定します)に感染しても、症状は2〜4⽇で軽くなることがほとんどです。重症化しない限り、いわゆる“かぜ”と⼤きな違いはないとされています。症状として、発熱・喉の痛み・⿐⽔・咳・全⾝のだるさなどがありますが、こうした症状は薬局で買えるお薬を使うなどして自宅で療養できます。また、新型コロナウイルスの検査を受けることは⼤切ですが、受けられなくてもあわてることはないとのことです。

でも、重症化が心配…

とはいえ、自分が重症化するのか、重症化しているのか気になりますよね。声明の中では、重症化する⼈の割合は数千⼈に1⼈程度と推定される、と書かれています。自宅療養ではなく医療機関への受診が必要かどうか、以下で確認してみましょう。

1)下記のどれかが当てはまる場合、オンライン受診も含めて医療機関への受診が必要とされています。

  • 37.5℃以上の発熱が4⽇以上続く
  • 症状が重い(下記のような場合)
    ⽔分が飲めない、ぐったりして動けない、呼吸が苦しい、呼吸が速い、
    乳幼児で顔⾊が悪い・機嫌が悪くあやしてもおさまらない

2)下記の場合には、ためらわずに救急⾞を呼びましょう

  • 顔⾊が明らかに悪い
  • 唇が紫⾊になっている
  • (表情や外⾒等が)いつもと違う
  • 様⼦がおかしい
  • 息が荒くなった
  • 急に息苦しくなった
  • ⽇常⽣活で少し動いただけで息苦しい
  • 胸の痛みがある
  • 横になれない
  • 座らないと息ができない
  • 肩で息をしている
  • 意識がおかしい(意識がない)
    など

3)上記の2つに当てはまらなくても、下記のどれかが当てはまる場合は早めにかかりつけ医に相談するように勧められています。

  • 65歳以上
  • 妊娠中である
  • ワクチン未接種である
  • 基礎疾患(下記のいずれか)がある
    悪性腫瘍(がん)
    慢性呼吸器疾患(COPD など)
    慢性腎臓病
    糖尿病
    ⾼⾎圧
    脂質異常症
    ⼼臓や⾎管の病気
    脳梗塞や脳出⾎など脳⾎管の病気
    ⾼度肥満(BMI が30以上)
    喫煙(ヘビースモーカーの場合)
    固形臓器移植後の免疫不全
    免疫抑制・調整薬の使⽤
    HIV感染症

どれにもあてはまらないんだけど…

ここまでに挙げた条件のどれにも当てはまらない場合は、検査や薬のためにあわてて医療機関を受診をする必要はないとされています。それでも、発熱・喉の痛み・⿐⽔・咳・全⾝のだるさなどは辛いもの。その場合には、市販の解熱鎮痛薬(げねつちんつうやく)で症状を和らげることができます。こうした薬は、医療機関に受診しなくても、薬局等で購⼊できます

医療機関の上手な受診の仕方

平日の日中など医療機関の診療時間内に電話で相談してからの受診が勧められています。医療機関が⾮常に混雑している今は、電話がつながりにくい場合があります。その場合は、しばらく待ってかけ直しましょう。

受診の際には、健康保険証やお薬手帳(お持ちの場合)、かかりつけ医の場合には診察券を忘れずに持っていきましょう。また、ワクチンの接種時期なども重要な情報です。「ヘルスアミュレット」に接種した日付や接種回数などの情報を記録しておき、必要に応じて医師に見せられるようにしておきましょう。

検査だけでも受けたい? …気をつけて!

コロナの検査のための医療機関受診は避けるように、とされています。今では検査キットが市販されており、自分で検査することができます。検査キットは薬局で買うことができます。厚⽣労働省のウェブサイト※3に、検査キットの取り扱い薬局リストがあります。厚⽣労働省が認めている検査キット(抗原検査用)を使用しましょう※4。
検査のタイミングは、症状が出た翌日以降が勧められています。当日だと、感染していても「陰性」となる可能性が高いからです。検査については、こちらの記事もご覧ください。

「陽性」だった場合は、今回の記事に沿って対応してみましょう。自治体によって、ウェブサイトで「陽性」を登録できる場合もあります。お住まいの自治体にお問い合わせください。

感染者の急増で、何かと心配な方もいらっしゃるかと思います。自分や家族を含め、お互いを守るためにも「感染しない、させない」意識に加え、医療資源を大切に使う意識をもって過ごしましょう。

作成:Health Amulet(ヘルスアミュレット)編集部