コロナ検査キット、どうやって選ぶ?買う? 2022年9月7日時点

2022年8月17日、厚生労働省は新型コロナウイルスの抗原定性検査キットをインターネットでも販売することを決めました。最新の情報を元に詳しく解説します。

抗原定性検査って何?

抗原定性検査とは、新型コロナウイルスのタンパク質が自分の体の中にあるかどうかを調べる検査です。もし、タンパク質があればウイルスに感染していると考えられます(検査について詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
抗原定性検査は保健所や医療機関で受けることができますが、この記事を書いている2022年9月時点では、検査のためだけに医療機関を受診することは避けるように、とされています※1。現在は、薬局で自分で検査キットを買って、自分で検査することができます※2。厚⽣労働省のウェブサイト※3に、検査キットの取り扱い薬局リストがあります。

インターネットで買えるの?

検査キットを家からでも、休日や夜間でも簡単に買えるようにしてほしいという要望を受けて、厚生労働省はインターネットでも検査キットを買えるようにしました※4。
販売時の注意事項等についてのガイドラインが整備され※5、8月に販売が開始されました。

厚生労働省が認めている検査キット※6を使用しましょう

市販されている検査キットには、厚生労働省が認めていないものもあります。パッケージに「研究用」と書かれているものは厚生労働省が認めていない検査キットです。
パッケージに「体外診断用医薬品」と明記されているものが厚生労働省の認めた検査キットです。こちらを選ぶようにしましょう。薬局で買えるキットが57種類、インターネットで買えるキットが4種類あります(9/7日現在※7)。それぞれの検査薬には、使い方や結果が出るまでの時間に違いがあります。使用前に添付文書をよく確認しましょう。

感染していたらどうするの?

体調が気になる場合等にセルフチェックとして抗原定性検査キットを使用し、陽性の場合には適切に医療機関を受診することになります(コロナかも?と心配になったらこちらの記事もご参照ください)。重症化リスクが低い方は、受診をせず医師が配置された健康フォローアップセンター等(陽性者登録センター等)へ登録する仕組みが検討されています。お住まいの自治体や保健所へお問合せください※8。