例年より早く梅雨が明ける地域もあり、全国的に厳しい暑さが続いています。熱中症かなと思った場合の正しい対処方法を身に付けましょう。
油断してはいけない熱中症
熱中症とは、体内に熱がこもりすぎて症状がでてしまうことです。めまいや頭痛、大量の汗などの症状があり、重症の場合は命にかかわります※1。子供や高齢者、体温調整がしにくい障がいを持つ方で特に注意が必要です。
どんな時に熱中症になるの?
まずは熱中症を引き起こしやすい条件を知り、備えることが大切です※2。
※3 平年値が最も高い時期の「かなり高い」気温が 4 ~5 日以上続く状態
熱中症の初期症状を知り、早めの対処を!※4
気温や湿度が高い場所で下記のような症状がある時は、熱中症の危険信号が出ています。
早めに対処しましょう。
- めまい、吐き気、顔がほてる、だるい
- 筋肉がつる、筋肉痛、体温が高い、皮膚が赤い・熱いなど
- ズキンズキンとする頭痛
- 意識の障害(受け答えがおかしい、呼びかけに反応がないなど)
熱中症を疑ったらするべきことを知りましょう※5
熱中症が疑われる時は速やかに下記の通り対処しましょう。
- 涼しい場所へ移動する
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる - からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など) - 水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
熱中症を防ぐために※6
以下のようなポイントを守り、熱中症を予防しましょう。日々の体調記録には「ヘルスアミュレット」のヘルスログ機能を活用しましょう。ご家庭や地域、職場などでも水分補給や温度管理、休息を促しあって、お互いの健康を守り合いましょう。
- その日の熱中症の危険度を知っておく
- まずは暑さを避ける
- 渇く前に水分補給する
- 暑さに備えた身体づくりと体調管理を
- 互いに声を掛け合う
参考文献:
※1 厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
※2 環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」
※3 環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」
※4 環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」
※5 厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
※6 厚生労働省「熱中症対策リーフレット」
※2022年6月現在の情報を参考に作成しています。
作成:Health Amulet(ヘルスアミュレット)編集部