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感染症の予防には、お互いで守りあうことが大切です。「標準予防策」のような正しい情報と実践を広げることで3つのチャンスを生かし、感染症から生活や身を守りましょう。
感染症って、どう気をつければいいの?
感染症が他の病気と大きく違うのは、周りからうつされることも、周りにうつすこともある点です。お互いに守りあうことが、感染症から生活や身を守る大前提になります。いずれも「正しい情報を手に入れて実践すること、させること」が一番重要です。
感染症を予防する、3つのチャンス
- 感染しない、させない(病原体を自分や周りの人の体の中に入れない)
- 感染症にさせない(体の中で病原体を増やさない)
- 感染症には早く対処(すぐに、正しい対処をする)
感染しないためには、病原体に触れない、触れても体の中には入れないことが大切です。もし感染しても、体の抵抗力が強ければ感染症にならずに病原体に勝つ(体から病原体をなくす、病原体の活動を止める)ことができます。また、感染症になってもすぐに対処することで重症化を防げる場合があります。
チャンスを生かすために日々取り組むこと:標準予防策
感染症から身を守るために以下の3つに取り組みましょう。
- 予防する(手洗い、マスク、消毒をする。ワクチンを接種する)
- 正しい知識を持つ(予防方法、感染の広がり方や症状を学ぶ)
- お互いを守る(安心して生活も治療もできるようにする)
医療従事者向けの感染予防策として、米国の疾病予防管理センターが「標準予防策」を提唱しています※1。その中では、以下のような取り組みが薦められています(抜粋)。
- 手洗い
- 咳エチケット
- 手袋、マスクなどの使用
- 周囲の消毒
感染の予防策として生活に取り入れてみましょう。
参考文献:
※1 米国疾病予防管理センター 「Standard Precautions for All Patient Care」
※2020年12月現在の情報を参考に作成しています。
作成:Health Amulet編集部