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体には、感染症から身を守る力が生まれつき備わっています。手洗いやマスク、消毒、ワクチンなどの習慣や道具でこうした力を上手に使い、感染症から生活や身を守りましょう。
体に備わっている感染への2つの抵抗力:防御と免疫
感染症にならないために体に備わっている力が2つあります。一つは病原体を体の中に入れない力(防御)です。体の外と触れる皮膚が代表的で、鼻や胃腸の粘膜にもそうした力があります。もう一つは、体の中に入った病原体を倒す力で「免疫」と呼ばれます。免疫は、一度闘った病原体を覚えておく力を持っており、効率的に病原体を倒すことができます。
ちょっとした習慣で「防御」の力を強める:標準予防策
医療従事者向けの感染予防策として、米国の疾病予防管理センターが「標準予防策」を提唱しています*1。その中では、以下のような取り組みが薦められています(抜粋)。
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手洗い
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咳エチケット
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手袋、マスクなどの使用
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周囲の消毒
感染の予防策として生活に取り入れてみましょう。
体の記憶力を使って「免疫」を強める方法:ワクチン
ワクチンは、体の抵抗力である免疫を強めて感染症から体を守ります。免疫には記憶力があって一度闘った相手のことを覚えてくれます。免疫のおかげで、私たちの体は一度かかった感染症にその後かかりにくくなります。ワクチンは、感染症になる前に免疫に「練習」をさせて相手のことを覚えさせ、抵抗力を鍛える道具です。ワクチンの正しい知識をつけて、上手に使うようにしましょう。
作成:Health Amulet編集部