新型コロナワクチン、どうやって受けるの? 2021年6月4日時点 その2

OUTLINE

新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まっています。4月からは一般の方でも接種が始まりました。最新の情報をもとに、日本での接種の際の注意点を解説します。

ワクチン、十分あるの?(2021年6月4日時点の情報)

日本の人口は約1.25億人(2021年5月時点)ですが、ワクチンは1.82億人分が確保されています※1。国はワクチンが国中に届くように、ワクチンを製造しているメーカーと契約を済ませています。現在、国による接種に使われているのは、ファイザー社と武田薬品工業社の二社のワクチンです(6月4日現在)。以下、この2つのワクチンの情報です。

日本政府が契約を済ませているワクチンメーカーと供給量

  • ファイザー社 1.94億回分(9700万人分)
  • 武田薬品工業社(モデルナ社) 5000万回分(2500万人分)
  • アストラゼネカ社 1.2億回分(6000万人分)

2つのワクチン、接種間隔と対象年齢に注意!

ファイザー社と武田薬品工業社の2つのワクチンはどちらもmRNAワクチンです。2回の接種が必要で、筋肉注射(多くの場合は肩のあたり)です。1回目、2回目ともに同じメーカーのワクチンを受けることが基本となります。両者は、対象年齢と接種間隔が異なります原則、市町村での接種ではファイザー社、大規模接種では武田薬品工業社のワクチンが使われます

  • ファイザー社のワクチン:通常、1回目の接種から3週間後の同じ曜日に2回目の接種を受けます。対象者は接種する日に12歳以上の方です。
  • 武田薬品工業社(モデルナ社)のワクチン:通常、1回目の接種から4週間後の同じ曜日に2回目の接種を受けます。対象者は接種する日に18歳以上の方です。

妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、新型コロナワクチンを接種することができます。心配な場合は主治医にご相談ください。また、新型コロナウイルスに感染したことがある方も、ワクチンを接種することができます。この場合も、現時点では通常通り2回接種します。ただし、症状がでている状態では接種ができません。


厚生労働省「新型コロナワクチン接種についてのお知らせ」をもとにHealth Amulet編集部作成

接種間隔、間違えたらどうするの?※1

WHO(世界保健機関)やアメリカ、ヨーロッパの一部の国では、接種間隔が3週間(ファイザー社のワクチン)または4週間(武田/モデルナ社のワクチン)を超えた場合でも、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安として示しています。忘れてしまった場合には、早めに2回目を打つようにしましょう。そして、忘れてしまわないように新型コロナワクチン接種管理アプリ「ヘルスアミュレット」などで日付の管理をしましょう。

副反応に違いはあるの?※2

2つのワクチンに大きな差はないとされています。添付文書(ワクチンの説明書)の記載を参考にまとめると以下のような違いがあります。

 ー接種後すぐに現れる可能性のある症状 ※2

※この続きは新型コロナワクチン接種管理アプリ「Health Amulet」で読むことができます。

副反応の違いは?接種後の予防策は何に気を付けたら良いの?

アプリのダウンロードはこちら!

 

 

 

参考文献:

※1 厚生労働省 「新型コロナワクチン接種についてのお知らせ」
※2 厚生労働省 「新型コロナワクチンについて」
ファイザー社ワクチン接種後の注意点
モデルナ社ワクチン接種後の注意点
※3 厚生労働省「予防接種健康被害救済制度」
※4 CDC 「COVID-19 Vaccination」
※5 FDA 「Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine Frequently Asked Questions」

※2021年6月現在の情報を参考に作成しています。

作成:Health Amulet編集部