「静かな年末年始」どう過ごす?​第2回 帰省、初詣、予防策

OUTLINE

コロナウイルスが流行して初めての年末年始。静かな年末年始*1における帰省や換気、初詣などのイベント時の注意点を確認しましょう。

普段会わない人で集まると、感染を拡大させるかも

感染者が増えている時期に、普段会っていない人と接するとお互いに感染する、させる可能性が増えてしまいます。帰省では、忘年会や新年会などで普段会わない友人や親せきと会いたくなるものですが、お互いを守る意識が大切です。最近会っていなかった友人や知人、初めて会う人との接触はできるだけ減らすことが感染の拡大を抑えます。

年末年始の帰省、どうする?

帰省する場合には、以下のような基本的な感染防止策を徹底しましょう。

  • 手洗い

  • 咳エチケット

  • マスク

  • 消毒

  • 距離を保つ

また、特に大人数の会食を控えるようにしましょう。お互いを守るためにも「感染しない、させない」意識が大切です。

寒いけど、換気も大切*2

寒い季節は、換気が悪くなるなどの理由で感染が広がりやすいことが知られています。外気を取り込む換気が大切ですが、室温18℃以上を目安にして取り組みましょう。人がいない部屋から先に換気して室温をなるべく保つ「二段階換気」も有効です。また、適度な加湿(湿度40%以上が目安)も大切です。

初詣やイベント、制限は?

初詣では、寺社からも「分散参拝」が呼びかけられています。毎年多くの参拝客で賑わう明治神宮では、2020年の大みそかは午後4時に閉門。毎年行っている元旦にかけての夜間開門は中止になりました*3。また、神田明神では感染対策からインターネットの活用によるお札などの郵送にも対応するそうです*4。

不特定多数が集まるイベントには、開催条件等によって収容率などの基準が定められています。たとえば、大声を出して飛沫が飛ぶことが想定されるスポーツやロックコンサートのようなイベントでは収容人員の50%を上限、そうしたリスクが低いものについては収容率を100%としています。また、人数の制限をする場合もあります。感染が継続して拡大している東京都では、2021年1月11日まで、収容人数が1万人を超える大規模なイベント時の人数制限が5000人に引き下げられました*5。

参考文献: