武田/モデルナ社製ワクチンに関するお知らせ(第二報)※8月30日更新

OUTLINE

8月26日未明、厚労省から発表された、武田/モデルナ社製新型コロナワクチンの一部使用見合わせに関して、8月27日以降に発表された追加情報をまとめてご案内します。

武田/モデルナ社製新型コロナワクチンの一部使用見合わせに関する追加情報が発表

8月26日未明に厚労省から発表された、武田/モデルナ社製新型コロナワクチンの一部使用見合わせに関して27日以降追加情報が発表されました。追加情報につきお知らせします(前回のお知らせはこちらをご覧ください)。

今回の使用見合わせは、安全対策のためにとられた措置です。複数の接種会場から未使用ワクチンに異物の混入があるという報告があったことがその理由です。これらのワクチンは、職域接種会場と大規模接種会場で使われました(会場一覧は後述します)。

発表では、仮に小さな異物がワクチン接種によって体内に入っても、重大な問題を引き起こすリスクは極めて低いとされています。また、ワクチンの有効性についても特に影響はないとされています。武田/モデルナ社のワクチンを接種後に死亡した事例が28日に報告されましたが、現在のところワクチン接種と死亡の因果関係は不明で、調査中となっています。

以下、厚生労働省発表の情報のまとめです。

〇使用見合わせの対象となったロット番号(※1、前回記事から変更はありません)
3004667
3004734
3004956

 

〇対象となるロットが配送された会場(8月26日時点)

 

大規模接種会場:77会場

どの会場でどのロット番号が使われたかは、厚生労働省のサイトで確認することができます。

 

3004667   3004734   3004956

 

個別の会場の接種に関するお問い合わせは各自治体までご連絡ください。

 

職域接種会場:786会場

現時点では、対象となるロットのワクチンを打っていても、重大な問題を引き起こすリスクはきわめて低く、ワクチンの有効性についても問題はないとされています ※2

ワクチンは、使用前に医療従事者が目視で異物の確認をしています。同一ロットのワクチンであっても、異物が確認されていないものの接種では健康影響はないと考えられています。仮に、小さな異物がワクチン接種によって体内に入っても、重大な問題を引き起こすリスクは極めて低いと考えられています。その理由として、以下があげられています。

(1)ワクチンは、無菌状態で製造・小分けされるため、無菌性に影響はないと考えられること
(2)筋肉内注射であるため、血管閉塞(血管をふさいでしまうこと)を引き起こすリスクはないこと
(3)現時点では異物混入を原因とした健康被害は報告されていないこと

引き続き武田/モデルナ社のワクチンを接種することができます ※3

同ワクチンの接種に関しては、専門家の審議会で安全性について頻繁に審議を行っています。これまでのところ安全性に重大な懸念は認められないと評価されています。今回の対象でないロットのワクチンを用いて、引き続き武田/モデルナ社のワクチンを接種していただくことができるとのことです。また、諸外国においても、ワクチン接種が継続されています。

二回目接種も予定通りまたは遅れる場合も可能な限り早く接種しましょう ※4

今回の使用見合わせによって二回目接種が予定から遅れる(標準の接種間隔は4週間です)場合も、可能な限り早く接種するように発表されています。また、一回目から接種し直す必要はありません。

その他のよくある質問は、厚労省のサイトで公開されています。

自分が接種したワクチンのロット番号は、以下の方法で確認することができます。

<ロット番号の確認方法>
ロット番号(製造番号)は接種後に渡されるワクチン接種シールに記載されています。
新型コロナワクチン接種管理アプリ「ヘルスアミュレット」にワクチン接種記録をご登録いただいている方は、ワクチン接種記録画面からロット番号(製造番号)がご確認いただけます。

 

本サイトおよび、新型コロナワクチン接種管理アプリ「ヘルスアミュレット」では、みなさまに安心してワクチンを接種していただくための情報を提供しています。

本件について、さらなる続報がありましたらご案内いたします。